2015年10月19日月曜日

怪しげなIT立国の現実

やっぱりなあです。

<企業悲鳴>スマホ普及でPC使えない若者が増加

毎日新聞 10月17日(土)12時30分配信
 若い世代でパソコンを使えない人が増え、話題になっている。IT企業ですら新入社員が使えず困っているケースも。スマートフォン(スマホ)の普及や、親・学校のパソコンへの理解不足、経済的に苦しい家庭が増えていることなどが原因と考えられ、就労のためにも技術習得の必要性が高まっている。

 「本日はこちらのエクセルの表を皆さんに作ってもらいます。まず、データを入力して、名前をつけて保存してください」

 東京都立川市で若者の就労支援を行うNPO法人「育て上げネット」は、就職希望の若者へのパソコン講座「若者UPプロジェクト」を行っている。この日は、男女5人が参加。エクセルの基礎を教わった。

 講師の斉藤あずみさんは、かんで含めるように説明するが、操作に不慣れでまごまごする受講者も。斉藤さんは「みんな熱心だが、思っている以上にパソコンの腕は十分でない。ここでパソコンの基礎を習い、働く自信をつけてもらえれば」と話す。

 講座は今年で6年目。日本マイクロソフトと全国26団体が参加して、昨年度までに延べ3万人近い若者が受講した。いくつかのコースに分かれ、ワード、エクセル、パワーポイントの基礎から、ホームページの作成など一歩進んだ内容まで選べる。

 育て上げネットが参加者に尋ねたところ、66%が「仕事でパソコンを使うことに自信がついた」と回答した。実際に受講3カ月以内の就労率は、受講していない人に比べて12・8ポイント高くなっている。

 山本賢司理事は「学生時代までスマホだけだったため、パソコンのキーボード入力に不慣れで、パソコンがあってもゲーム、ネットだけでエクセルやワードを使ったことがない人が増えている。メールにしても、(無料通信アプリの)LINE(ライン)とビジネス用は違う」と、パソコン講座の必要性を語る。

 高校では情報教科が必修になっているが、山本理事は「少し学校でやったけど身につかないうちに忘れてしまったケースが多い。派遣社員、正社員にかかわらずパソコンのスキルは必要で、パソコンの腕がないのは現代では貧困につながる。人生を豊かにするために技術を身につけてほしい」という。

 内閣府が今年2月に発表した「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマホを利用している高校生は89%に上る一方、ノートパソコンは30%、デスクトップパソコンは16%に過ぎない。

 また、内閣府の別の調査によると、米国の13~17歳のネット利用者のうち、コンピューター活用が98%と携帯電話の64%を上回っている。英国でも12~15歳の92%がパソコンを利用しており、欧米に比べて日本の青少年のパソコン利用率は少ない。

 経済協力開発機構(OECD)が今年9月に発表した15歳対象の調査では、欧米では家庭の経済状況と子どもの家庭でのパソコン利用率は差がないところが多いが、日本は経済的に豊かでない家庭では、利用率が下がっている。

 学校でのパソコン利用率も調査42カ国のうち、下から2番目。こうした点から、家庭でも学校でもなかなかパソコンを利用できない層がいることが浮き彫りになっている。

 民間研究機関「日経BPイノベーションICT研究所」の目次(めつぎ)康男主任研究員は、都内のITメーカーから「新入社員がパソコンを使えず、グラフもメールも書けない」と相談を受けた。調べたところ同様のケースが増えているという。

 目次さんは、パソコンがないと社会で仕事ができないという意味を親が理解せず、子どもにパソコンを与えないことや、学校の授業がせいぜいワード、エクセルの初歩的な使い方にとどまり、応用的な使い方を教えていないことが背景にあると指摘する。「スマホだけではなく、パソコンも使えないと、グローバル競争が広がる中、社会人として生き抜くのが厳しくなる」と警告する。

 さらに、「まず、親が子どもにパソコンを使わせるとともに、学校でもきちんと教えるべきだ」と指摘。たとえば論文を発表させることで、ワード、エクセル、パワーポイントから、検索の仕方、著作権の問題など総合的にパソコンを使いこなせるようになる授業を提案する。

 企業はパソコンを使えない若者が増えていくのをなげくのではなく、それを前提に、内定者のパソコンレベルを調べて、研修で教え込むなどの対策が必要としている。【柴沼均】

風邪は万病のもと

▼四季のつぶやき(通算595)  2015・10・19 
★風邪は万病の元と昔からいわれます。ちょっとしたことで風邪
を引くことはよくあります。ほっておくと直ることもありますが、
こじらせてしまうと大変です。もともと風邪への特効薬はないと
いわれてきました。今も風邪を直接治癒することはないことだと
思います。
★風邪薬は市販も調剤薬品もいずれも対症療法的なものでしょう。
のどが痛いとか鼻水だとか咳だとか端がつまるということへの治
癒だと思います。だからよくいわれるのが、疲労回復のために休
養と熟睡と栄養摂取するのが一番だといわれます。
★風邪をこじらせて重病に陥るということもよく聞きます。特に
高齢者要注意です。というのは私も先日風邪を患いました。夕方
からくしゃみが連発し、鼻水も止まらないようになりました。幸
いにも熱が上がらなかったため寝込むことにしました。
★若い頃なら無理を続けることもしましたが、今は自然体で無理
をしないようにしています。疲れたら休む、眠くなったらそこで
眠ることにします。外から見ると不謹慎だと思われるかも知れま
せんが、それが私の健康維持法だと考えています。
◆今週のお気に入り
毎日の料理 Cookpad http://cookpad.com/
 毎日の料理のためのレシピサイトです。秋の味覚の料理のため
に活用してください。

2015年10月12日月曜日

ハッピーマンディー

▼四季のつぶやき(通算595  2015・10・12
★これからが秋本番、確かに日中は汗ばむ日もあるでしょうが、
季節は明らかに秋です。秋は1年の総決算、各地でお祭りが行わ
れます。ペナントレースも終わり、これからクライマックス、
日本シリーズを迎えます。まだまだ日本では野球は人気のある
スポーツです。
★今回はその野球に関する話題を少々。球界を騒然とさせてい
る「賭博問題」は次回以降触れることにして、あの田中選手の
「幻のホームラン」について少々。9月12日、クライマックス
進出をかけていた阪神と広島の甲子園での試合での田中が打っ
た大飛球のことです。
★審判の判断はフェンス越えがなかったということで、三塁打
に。ところが後のビデオ判定では、明らかにフェンス越えでホ
ームランであったと結論。世紀の大誤審を審判側が認めました
が、試合も記録も覆りませんでした。試合は延長戦で引き分け
になりました。
★後味が悪いのは、セリーグのクライマックス進出は広島の最
終戦まで待たねばなりませんでした。結果は広島は負けて、CS
は阪神進出ということになりました。あのとき、誤審がなけれ
ば広島は勝っていたかもしれません。ずっとこれは語り草にな
るでしょうね。そして誤審と認めた場合の処理はそれでよかっ
たかということです。

◆今週のお気に入り
旬報社 デジタルライブラリー
http://www.junposha.com/library/
 アナログからデジタルへという、世の流れは逆らえないので
しょうか?こうした便利なものができるとついつい活用したく
なります。

2015年10月11日日曜日

格差の現実

中高年になったロスジェネ
週刊東洋経済は描いています。

アルバイト、パート、派遣、請負など非正規労働者の増加が止まらない。平成元年(1989年)に817万人で全体の約2割だった非正規労働者は2014年に1962万人まで増加。全体の37%と4割近くに迫っている。今や労働者の実に3人に1人が非正規だ。
中でもこれから深刻な問題として顕在化してくるのが「中年フリーター」の問題だ。その中心は1990年代半ばから2000年代半ばに新卒として社会に出た「就職氷河期世代」の非正規労働者だ。氷河期最初の世代はすでに40代に突入。年齢的に正社員に就くのが困難であるだけでなく、体力の衰えとともに働けなくなってくる。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの尾畠未輝研究員の試算によると、35~54歳の非正規(女性は既婚者を除く)の数は2000年から増加、直近では273万人に上る。

親のためにUターンも派遣社員を転々

「本当は正社員として働きたかった。安定した生活が保障された中で、自分の人生を設計したかったです。振り落とされないように必死になって、社会にしがみついている状態です」
兵庫県に暮らすAさん(42)は就職氷河期世代。工業高校を卒業後、大手流通企業に正社員として就職したものの、家庭の事情から非正規労働者になり、職を転々。今はセールなどの掘り出し物を見つけてはネットオークションで売りさばき、生計を立てている。

週刊東洋経済10月17日号(10日発売)の特集は『絶望の非正規』です。今や労働者の3分の1を占めるまでに膨らんだ非正規労働者の問題を全40ページで追いました。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします
Aさんの人生が狂いだしたのは1996年、23歳のとき。母親の面倒を見るために兵庫に帰郷し、派遣会社社員として大手メーカーの系列会社で働き出した。
最初の派遣先は半年ごとの更新だったが、わずか1年で雇い止め。Aさんは実家を離れて近隣県に「出稼ぎ派遣」に行く。仕事の内容はガラス工場のオペレーターだった。ただ3カ月で雇い止めに遭い、実家へ出戻り。近所の食品会社工場の契約社員になった。それも2年後に過労で辞職。しばらく休養した後、別の派遣会社に登録し、再び大手メーカー系列の会社で仕事した。
正社員を募集していた職場では、次々に落とされた。「社員にならないか?」と誘う企業がなかったわけではない。リフォーム会社の訪問販売で給与は出来高制。ネットで調べてみると、“ブラック企業”だった。
以下参照
http://toyokeizai.net/articles/-/87614?page=2

2015年10月1日木曜日

10月になって

10月になりました。やはり秋のイメージです。今日は雨を予想していたので車での移動にしましたので、衣替えのイメージはわきませんでした。近年は温暖化の影響もあり、完全な衣替えは多くの学校では10月中旬ぐらいのところが多いようです。