2010年4月2日金曜日

外国人研修・技能実習は奴隷制度

【朝日新聞】ニュース > 国際 > 国連・その他 - 2010.03.31「外国人研修・技能実習は奴隷制度」国連特別報告者声明http://www.asahi.com/international/update/0331/TKY201003310369.html 国連決議に基づき、日本に住む移住者の人権状況を調査しているホルヘ・ブスタマンテ国連特別報告者が31日、都内で記者会見し、外国人を研修生の形で労働者として最大3年間受け入れる「外国人研修・技能実習制度」について、「奴隷制度になりかねない」と批判する声明を発表した。事業の中止と通常の「雇用事業」に衣替えすることも求めている。 声明は同制度について「搾取的で安価な労働力への需要を増幅させ、言論や移動の自由、身体や精神的健康の権利を侵害するような条件下の労働だ」と指摘。ジュネーブの国連人権理事会に対し今秋、改善への具体的提言を盛り込んだ報告書を出すとした。 ブスタマンテ氏は23日に来日し、担当省庁や、外国人が多い浜松市などで聞き取り調査をした。中国からの研修生らの訴えも直接聞いたという。朝日新聞の取材に対し「問題があると感じた。解決策が必要だと思う」と強調した。(前川浩之)【47NEWS】共同ニュース - 2010.03.31外国人研修・技能制度「奴隷的」 国連報告者、廃止求めるhttp://www.47news.jp/CN/201003/CN2010033101000998.html 外国人移住者の人権問題を調査するため、初めて日本を訪問した国連のブスタマンテ特別報告者が31日、都内で記者会見し、外国人研修・技能実習制度について「搾取的で安価な労働力を供給し、奴隷的状態にまで発展している場合さえある。制度を廃止すべきだ」と指摘した。 ブスタマンテ氏は調査した在日外国人の問題全般を報告書にまとめ、日本政府の意向を聞いた上で、国連人権理事会に提出する予定。 同氏は27日、不法滞在の両親が昨年4月に強制退去処分となり、1人だけ在留特別許可を与えられた日本生まれのフィリピン人カルデロン・のり子さん(14)=埼玉県蕨市立中=と面会。 会見で同氏は、非正規滞在という在留資格の問題のみに基づいて、親子が離れ離れになった実態が数多くあったとして、「子どもの最善利益の原則にのっとり、家族は分離されてはならない」と主張した。 同氏は23日に来日。国や行政の担当者らと協議したほか、東京都や静岡、愛知両県で外国人学校や移住者団体を視察、聞き取り調査をするなどした。

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