2016年2月7日日曜日

ロマについて

要領よくまとまっています。
http://matome.naver.jp/odai/2138234475691725701?&page=1
ロマ人は北インド出身の人々で、5世紀頃から放浪を始め、イラン、ビザンチン帝国を経て、14世紀からギリシャ、そしてヨーロッパ大陸に北上
いわゆる「ジプシー」とよばれる人たちに属します。(本元のジプシーとルーツは異なるようですが)
ルーマニアやブルガリアを中心とした東欧に多く、ルーマニアには、約200万人のロマ人がいるという。ちなみに、フランスには約1万5000人いる
ヨーロッパを中心に全世界で約800万~1000万人いると言われています。
基本的にはヨーロッパで生活していたが、近年においては南北アメリカ大陸、 オーストラリア大陸にまで移住
ロマは音楽の才能に秀でていることでも有名。ハンガリーでは、ロマのグループが、民族音楽を演奏するケース。楽曲も優れたものがありブラームスはハンガリー舞曲として編曲したほど
差別され続けてきた民族
Photo by Digital Vision. / Photodisc
ロマとは、かつてジプシーと呼ばれていた人たちであり、欧州内で数百年、数千年にわたって住む地を追われ、差別され、迫害され続けてきた民族
現在は広く欧州各地に住んでいます。欧州では、「異教徒」として早くから差別と迫害の対象となりました
ナチス・ドイツ時代に、ユダヤ人、共産党員、ソ連軍捕虜とともに、多数のロマが殺害。戦後補償について、現在もロマはユダヤ人より不利な扱い
約50万人ものロマが殺害されました。その他、強制移住や強制労働、去勢手術など
ヨーロッパ全域におけるロマへの差別は根強いものがあり、今なお社会問題となっている
差別の結果、訪れた貧困
少数民族としての保護もなく、移動や行商の制限を受たり、生活、福祉、教育、職業などあらゆる面で不利益を被っている
大半は都市のスラムに定住し、多くは劣悪な住居環境におかれ、勉学の機会を奪われ、そのため中高年のロマ人の多くは非識字者
ロマの大半は雇用や医療を拒否される。人種差別の被害者であり、警察や司法で保護されない
ヨーロッパでは3人に1人のロマ人が失業し90%が貧困線以下の生活
どうしてロマが迫害されるのか
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路上や地下鉄で物乞いを繰り返し、市民や観光客を相手にスリや窃盗をおこない、国にとけ込もうとしない異質な集団というイメージ
差別が原因で貧困層になり、貧困がまた差別を生む。悪循環に陥っています。実際、彼らも貧困のためホームレス特有の犯罪を犯す人がいます。それがまた差別につながります。
ロマ人だけで閉鎖的な環境を作り生活を営む。仮に定職に就こうとしても、全く教育を受けていないから単純労働職も無理
これはヨーロッパ人が感じる典型的な偏見の一つです。確かに一部のロマ人はそうですが、大多数は一般的な教育も受けたがり定住・定職につきたがっています。
欧州連合(EU)間で人の移動が自由にできるようになってからというもの、ルーマニアやブルガリアから大勢のロマが豊かな国に物乞いにやって来る
差別政策
紹介は一部の国だけですが、このような政策が今現在もヨーロッパ各国で行われています。
スロバキアは2010年夏から強硬に。大統領は3ヶ月内に300のキャンプ場で不法滞在しているロマ人を強制退去させるよう命令。早朝、機動隊を送り、家財を壊し、力ずくで護送車に乗せる強制送還
イタリアのロマは、数少ない公営住宅にロマの人びとを入れさせまいとする役人が設定する入居資格がないなど障害の壁に阻まれている
EU諸国は、違法キャンプを徹底的に撤去し、出生地のルーマニアなどに強制送還。しかし、ルーマニアでは過去から結婚、就職、就学、転居などの差別を受けてきて、更に複雑化
移民してきたロマの民を出生地に帰すが出生地でも迫害される状況です。また、他の移民は放置しておくのにロマだけ狙う国もあります。
ロマであることを公表しているハンガリー選出のヤロカ欧州議会議員は「ロマの問題は政治に翻弄されてきた。失業、教育など共通した社会問題として取り組むべきだ」と強調
出典
最近ではフランスの女学生が・・・
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10月9日、ロマの15歳の少女が校外で学校行事に参加中にスクールバスから降ろされて警察に身柄を拘束され、その日のうちにコソボに強制送還された
怖いです。私はアルバニア語が話せません。私の生活はフランスにあるんです。言葉が全く分からないのに、こっちの学校には通いたくない
仏国内に二万人以上いるロマは、不法占拠の土地に集団で住むケースが多い。バルス内相は厳しい態度で臨む方針を示し、左派から批判を受けたが、政治家の好感度を問う世論調査では一位
祖国に強制送還すべきだ!との主張です
ロマ排斥の動向はフランス国民の多数に支持されている現状があ
フランスだけでなく、スイス、ギリシア、ポーランド、etcとヨーロッパのそこら中で排斥を希望する国民が多くいます。
少女の家族は、地元の当局から滞在許可の申請を却下されていて、右派などからは、強制送還の措置を支持する意見も出るなど、移民政策を巡る議論に発展しかねない状況
その後・・・
Photo by Creatas Images / Creatas
パリなどでは処分に抗議する高校生らが十八日、デモを繰り広げた
仏大統領は19日、レオナルダさん1人だけならフランスへの帰国も可能との提案を行ったが、家族がバラバラになることは考えられず何が何でも一緒にフランスに戻ると述べた
ギリシアのロマ少女誘拐疑惑
Photo by Alexander Hassenstein / Digital Vision
ギリシャ中部にある少数民族ロマの居住キャンプで16日、身元不明の4歳前後とみられる白人少女が見つかり、警察が親を捜している
マリアちゃんと一緒に暮らしていたロマ夫婦は、DNA鑑定の結果、血のつながりがないことがわかり、未成年者略取・誘拐容疑で逮捕
ルーマニア、ブルガリア、ギリシャから英国に乳児を売り渡すロマの組織があることがよく知られている
補足すると、この辺りの人身販売組織は確かにロマ人で構成されていると言われているものもありますが、その他の人身販売組織も多数あります。しかし、このように報道されているのです。
今回の「金髪の天使」誘拐事件がロマに対する偏見と差別を増幅させる恐れがある
両親が逮捕された時のニュースです。
アイルランドの警察が少数民族ロマの夫婦から「保護」した7歳の少女が、鑑定の結果この夫婦の実子だったことが分かり、両親のもとに返された
そして、23日、こんなニュースが出てきました。つまり勘違いによる親権剥奪、誤認逮捕となったわけです。
ロマの男女は「あってはならないことが起きた」と抗議しており、警察の判断に批判
アイルランド警察がDNA検査について発表した時のニュースです
母親の可能性があるブルガリア人の女性(35)が見つかった
しかし、このような報道が25日に・・・。この事件、迷走しています。まだ証言だけで具体的な確認は取れていない状態です。
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