自民党内の動きです。
2016年02月05日 共同通信の配信です
同一賃金、自民が検討開始
「同床異夢」まず定義から
自民党は5日、正社員と非正規社員の賃金格差是正策を検討する「同一労働同一賃金
問題検証プロジェクトチーム」の初会合を開いた。安倍晋三首相は施政方針演説で同一
労働同一賃金を実現すると掲げているが、具体的な目標は不明確なまま。座長の松野博
一衆院議員が「同床異夢の問題を整理したい」と述べ、言葉の定義から議論を始めるこ
とになった。
首相の言う同一労働同一賃金は、同じ仕事をすれば同じ賃金を得られるという趣旨。
ただ正規、非正規といった雇用形態に関わらず同じ賃金とする「均等待遇」を徹底する
のか、責任の違いなどを考慮しバランスを取る「均衡待遇」を許容するのかはっきりし
ない。
チームの上部組織である雇用問題調査会長、森英介元法相は「目指すべき目標だが日
本の労働慣行では難しい面もある」と発言。田村憲久前厚生労働相も「(先進的とされ
る)欧州も(日本と同じ)均衡待遇ではないか」と論点の分かりづらさを指摘した。
チームは、企業や識者らからのヒアリングなどを通じ同一労働同一賃金の概念を整理
し、賃金格差を是正する対策を夏の参院選公約に反映させたい考え。
2016年02月05日 共同通信の配信です
労政審で法改正議論
「同一賃金」で官房長官
菅義偉官房長官は5日の記者会見で、正社員と非正規労働者の賃金格差を是正する「
同一労働同一賃金」の実現に向け、法改正が必要な分野について厚生労働省の労働政策
審議会(労政審)で議論する考えを示した。「制度改正が必要な事項は労働政策審議会
で議論を行う」と述べた。
同一労働同一賃金は、政府が5月中に取りまとめる「1億総活躍プラン」の柱となる
。菅氏は「プランで方向性を示していきたい」と説明した。
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